ヒスイカズラと藤の花
とちぎ花センターとあしかがフラワーパーク
2018年5月4日(金)
もうシーズン終わりだろうなぁと思いつつ候補にあげていた植物園を調べてみると「とちぎ花センター」ではまだ咲いているらしい。
GWで混んでいるだろうとは思いつつ、あしかがフラワーパークと合わせて一日でまわれるのでは? ということで行ってみることにした。
とちぎ花センター
私は運転ができないので、移動はもっぱら公共交通機関だ。花センターへはJR及び東武鉄道の栃木駅からふれあいバスというコミュニティバスを利用する。ワゴンタイプのバスに乗り込んだのは私の他には男性がひとり。目的地は同じらしい。
とそこでアジアからの旅行者らしい若者4人組が乗り込もうとしていた。こんなマイナーな所に行くのか? あしかがフラワーパークじゃないのか? と思ったら運転手さんに「フラワーパーク?」と言っていたのでとっさに「トレイン!トレイン!」と改札の方を指す。こんな時もっとましな英語が言えればいいのだが…。
コミュニティバスは大きなショッピングセンターや温泉施設を経由していく。途中でおじいさんが乗って降りていく。花センターのまわりはブドウ畑が広がっており、シーズンになるとブドウ狩りも楽しめるようだ。
落ちた花びらは蝶の翅のよう
到着して早速温室へ向かう。この日はみどりの日ということで入場は無料。知らなかったので得した気分。
もう終わりかけなのでほとんど残ってはいないが、最盛期にはスクリーンいっぱいに房があるのだろう。なんにせよ、見たいと思ったものが見れたので満足である。
その他にも温室はバナナの葉のアーチがあったり滝裏を歩けたり、イグアナの置物にびっくりしたりとなかなか楽しい。
上:撮影スポット/左下:マジカル/右下:きらきら星
温室ではあじさい展をやっていた。栃木で育成されたという新品種「きらきら星」という、八重のものを始めいろいろな品種が集められている。「マジカル」という名の、黄緑とピンクのものがとても不思議な色合いで気に入った。写真を撮るスポットも用意され、寄せ植えなども可愛い。
大花壇と色とりどりのバラたち
このセンターは鑑賞エリアの他に販売もあるようで、道路を挟んで敷地が広い。販売エリアを見て回る時間はないが、大花壇やバラ園などを散策する。
温室側のカフェにはとちぎゆめポークを使った料理などもあり、昼食を食べるか悩む。が、移動のことを考えて食べずに出発することにする。
とちぎ花センターは初めてきたが、それほど混雑もなく思ったよりもいろいろ見られた。今度来る時はもっとゆっくり滞在しよう。
岩舟駅
いつか駅周辺を散策してみたい
あしかがフラワーパーク
まぁ混んでいるとは聞いていたし、電車の中を見ても覚悟はしていたが、想像以上の大混雑である。
駅はホームがひとつだけというせいもあるが、14時過ぎの時点で到着した人と帰るひとがごった返して入場規制がされている。そのまま人ごみに流されるように歩いていくと正面ゲートにたどり着いた。
チケット売り場も大混雑していたが、思ったよりも待たなかった。因みに時期にようって入場料が変わるので、前売り券とかの方がいいらしい。
重なり合った花びらがめずらしい八重藤
きばな藤は花盛り
入場してまずはお昼!と思ったのだが、入ってすぐの場所はとにかく人がすごかったので奥まで行ってみることにする。
例年ゴールデンウィークあたりがピークの大藤や白藤はほとんど終わっている。今年はいつもの年より10日ほど早かったらしい。
ブドウのようなフォルムの八重藤がかろうじて間に合ったのと、遅咲きのきばな藤が盛りだった。
スープあっさりもちもち麺の佐野ラーメン
形もいろいろクレマチス
あしかがフラワーパークでは藤の他に楽しみにしていたのがクレマチスだ。以前来た時、さまざまな種類の大きい鉢があったのが印象に残っていた。今回もクレマチスは花盛りで、見たこともない形のものがあったりととても美しい。
バラと藤の競演
またバラも品種によっては満開。ローズガーデンだけでなく、きばな藤のトンネル付近にも植えられていて、バラと藤の競演も楽しめる。
メインの藤もライトアップされればなんとなく咲いているようにも見え、昼とはまた違った雰囲気を楽しめた。
本当は日が完全に落ちてからの方が幻想的なのだろうが、最盛期は過ぎているし人ごみに疲れてしまったので帰ることに。
来年はヒスイカズラや藤のピークに合わせてまた来ようと思う。
栃木や足利の街歩きもしてみたいものだ。
栃木や足利の街歩きもしてみたいものだ。