とりあえずいってみる?

スローペースな旅やらおでかけやらの備忘録。

松戸と流山を散策する

日帰り散策 松戸と流山

2017年6月29日(木)
本土寺-大谷口歴史公園(小金城跡)-流鉄小金城趾駅-流山駅-近藤勇陣屋跡-
栄養管理士のビストロ EIZEN-矢河原の渡し跡-清水屋-赤城神社-
 
どこか紫陽花のスポットはないかと検索して見つけたのは松戸にある「本土寺」。
一度乗ってみたかった流鉄流山線にも歩いていけそうだし、とこの辺りを散策することにした。

本土寺

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常磐線北小金駅から商店街を抜けると木々の参道が。
スマホで地図をみられるようになって駅からの道がわかるようになったのはありがたい。それでも間違えることはよくあるのだが。
 

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赤い山門が本土寺の入り口。
その手前のお店で早々にあんこの誘惑に負けてお団子を食べる。
エネルギーを補給していざ散策へ。
 

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赤い五重塔と本殿
 
 思ったよりもお寺の中は広く、様々な種類の紫陽花がある。
入ってすぐに五重塔、正面に本殿がある。
本殿へ参拝したあとは道順の案内通りに行こうと思ったが間違えたらしく、入り口付近まで戻ってきてしまった。
けれどそこから見下ろす紫陽花が見事だったので良しとしよう。
 

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小さいカマキリも休憩中
  
長谷山」というだけあって小高い山の上にあるのか、結構高低差がある。
奥には菖蒲池もあったが菖蒲は終わりでぽつぽつと咲いているだけだった。
紫陽花と菖蒲、両方楽しめる時期だと更に華やかになるのだろう。
 
他にも像師堂やお稲荷さん、睡蓮の浮かぶ池などもあってなかなか見応えがある。
この像師堂、お賽銭を入れると奥の電気が点きご本尊が拝めるようになっていた。
なんというか、姿を見たけりゃ金払えと言われている気分になるような…。
(でもこういうのは嫌いじゃない)
 
本土寺を後にして大谷口歴史公園へ向かう。
貴重な堀を残し、当時の山城の雰囲気を残しているというのだが…。
 

大谷口歴史公園(小金城跡)

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障子掘と小口と土塁と畝堀跡
 
 緑生い茂る季節のせいか、鬱蒼としていてちょっと怖い。
下手に誰かいるよりだれもいない方がいいのかもしれない…。
本丸跡の広場は民家に隣接しているが、そちらの道路からは出入り口はなく、入口は小山の下の方しかない。
以前「図解 戦国の城がいちばんよくわかる本」という本を読んで少しは城の形というか、堀の役割や形などを知ったのでこれはこれで楽しい。
しかし発掘当時の写真をみると、これがこのまま残っていたらなぁとも思う。
ここから妄想するには私の修行はまだまだのようだ。
 

流鉄流山線

大谷口歴史公園から歩いて流鉄の小金城跡駅を目指す。が、やはり迷う。スマホのマップを見ながら歩いているのに違う道を歩いている。何故だ。
軌道修正しながら炎天下を歩きヘロヘロになってきたが、小金城跡駅付近は線路脇の川沿いに紫陽花の並木道がある素敵な場所だった。
 

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都心からそれほど離れていないのに、ローカル線の雰囲気が存分に味わえる
 
 小金城跡駅は上りと下りのすれ違い駅になっているようで、両方の電車を楽しめる。
1本見送ってから流山駅へ向かったが、運転距離も短いので次の電車が折り返しで帰ってきたもののようだった。
 

流山散策

駅で散策マップをもらい、近藤勇陣屋跡へ。
 

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 流山は近藤勇が最後に陣営を敷き、ついに自首した地だそうだ。ここで土方と今生の別れになったとのこと。
正直幕末には大河ドラマ新選組!」をみるまではあまり興味がなかった。
京都も会津若松も函館も何度か行ったことがあったのに、新選組関連の場所に行ったことがなかった。大河ドラマにハマり足跡を巡る旅をしたが、久々の新選組史跡である。もっとも、何か見学できるという訳ではなく、碑と説明版があるだけだった。
 
古い町並みを楽しみながら古民家を使ったイタリアンレストランがあるとのことなので行ってみたが、あいにくと予約で一杯のようだった。平日でも予約が必要なのか…。
しかも暑さとエネルギー切れでぼーっとしたせいか、デジタル一眼レフを落としてしまう。幸いフィルターが割れただけで本体もレンズも無事だったが、フィルターのフレームが歪んで外れなくなってしまった…。(後日無理矢理引っぺがした)
 
お昼は散策マップに載っていた栄養管理士のビストロ EIZENというお店に行ってみる。
カロリー控えめ、減塩にも考慮したそうで、ならばデザートつけてもいいよね! と罪悪感も軽減されるメニューである。心置きなくドリンクもデザートも付けてしまう。
 

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ハンバーグランチにりんごのブリュレ
 
減塩だけれど味にはこだわったとのことで、あっさりとしているが美味しい。
コーンスープは食感も楽しめる。
サラダはマヨネーズを使っていないそうで、舌触りのあるドレッシングだった。
ハンバーグはやわらかめ。里いもや付け合せの野菜が美味しい。
押し麦ごはんも美味しいけれど、器がフラットなので熱くて持てなかった。普通のお茶碗を希望したい。
りんごのブリュレもさっぱりとしていて美味しいし、店内も可愛らしく居心地のいいお店だった。
 
お腹も満たされたので江戸川まで歩いてみる。矢河原の渡し跡というのがあるらしいのだが、どの辺りが渡し跡だったのかはわからず。土手は風が吹き抜けて気持ち良かったので良しとする。
 

清水屋

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明治30年台に創業したとういう和菓子の清水屋。建物も国登録有形文化財に指定されているそう。
店内には昔使った木型なども展示されている、レトロな雰囲気だ。
和三盆を使ったお菓子「懐古味」は水ではなく、流山特産の万上みりんを使用しているそうだ。落雁なども好きなので買ってみたが、口どけのやわらかさとほのかな甘みで非常に美味しかった。
黒糖とつぶあんの「旧街道」も購入し、こちらは散策の途中に食べる。皮も餡も硬めでクルミがいいアクセントになっており、身体の中から疲れが取れていくようだった。
 

赤城神社

流山キッコーマンの塀に展示されていたみりんの歴史や庚申塚や一茶双樹記念館などを眺めながら、最後に赤城神社にお参りする。
 

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大きなしめ縄の山門と本殿
 
 山門のしめ縄が特徴的な神社。
群馬の赤城山が噴火した土塊が流れてきたことから「流山」という地名がついたとう説があるそうだ。
本殿は階段を上った小高い山の上にある。お手水場に水は入っていたが、お祭りでもない平日の夕方はただの水たまりだったので、手持ちの水で清めることにする。果たしてこれでいいのかはわからないが、ないよりはマシだろう。
 
地図を見るとJR武蔵野線三郷駅に歩いて行けないこともないような気がする。
しかし流鉄を終点まで乗ってみたかったので平和台駅から帰ることにする。
ちょうど学校終わりらしく、学生で適度に混雑している中先頭を陣取り、5駅10分程度の道のりを楽しみ馬橋駅へ。
紫陽花から歴史を楽しみながらの街歩きはこれで終了。
今日もよく歩いたので、ビールがとても美味しかったのだった。
 

松戸市流山市のマンホール

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 松戸のマンホールは矢切の渡しとコアラ。
コアラは姉妹都市を結んだオーストラリアの街に由来するものだとか。
松戸市の木もユーカリだそうだ。

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流山市のマンホールは市の花のツツジ
 

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